花樹名の語源・由来を集録・・「ヒサカキ属」

  「ヒサカキ属」

 ◎「緋榊」を名前の語源とする私の新説

 つばき科のヒサカキ属は、ヒサカキ・ハマヒサカキ・ヒメヒサカキである。葉に鋸歯があり、開花時に特異な香りを放つので、鋸歯が無く葉の形・質や花形も異なり匂いも出さないサカキは、区別して「サカキ属」とされている。前年に、新説で「緋榊」・「浜緋榊」を名前とする事を発表した。再度述べて確定付けたい。

 ◎旧説に対する反論

 曾(コウ。考の古字)「国史草木昆虫」(1821)の真(マ)サキに対する「非サカキ」説と、牧野富太郎「原色牧野植物大図鑑」(1961)の小さい榊であり姫字を当て、姫榊のメ音を略し転じた「ヒサカキ」説とが、由来説の二大主流を成して来た。

 サカキではないと命名する「非榊」説は、語法的に相応しない。非の語は、非常・非認識などのように、漢語を否定するものである。榊は、国字の和語なので、理に合わないのである。

 姫字を当てて姫榊を略音転訛で「ヒ榊」とする節は、妥当でない。屋久島産に「姫ヒサカキ」という品種があるので、姫姫榊をヒヒメサカキと言うことになり、意味が成り立たない。懸崖の盆栽にして、枝振りと小さな葉の姿が美しい「姫浜ヒサカキ」という品種もある。これは、姫浜姫榊の略語ではない。物の名前で、姫字を略して呼ぶのは、全く無い。例えば植物名で、姫ツゲをヒツゲとか、姫ウコギをヒウコギなどと言わないのと同じであり、姫榊の語源説は不合理である。

 旧説には他に、サカキに似る「比サカキ」説・「低サカキ」の転訛説・{似サカキ」の転訛説・「実(ミ)サカキ」の転訛説などがある。いずれも、こじ付けの付会説であるに過ぎない。以上の学者による旧説を、すべて否定する。

 ◎新説の論証

 四、五月、ヒサカキ属の雌株の新芽が赤色を呈する現象に着眼して観察した。その赤い芽は、朱・赤・赤褐色・紫赤褐色・茶褐色と、ある期間を経て変化して行く。昔は、アケ(緋色)がアカやシュと同義語で、緋色は、本緋・浅緋(アサキヒ)・濃緋(コキヒ)と、明度による濃淡の色合いを含んでいた。ヒサカキ属の新芽の色の変化も、これらの色合いを総合したような様相を示すのを確認できた。

 榊の新芽も赤茶色で緋色に類するが、枝先にまばらに見え、緑色の葉が多くを占め、緑葉化するのも早い。ヒサカキ属の新芽の赤い葉色は、多くの枝先に密に現れ、広がりと緋色の明暗の継続の特徴を有している。

Hisahamagosei  画像の左、ヒサカキの新芽。右、ハマヒサカキの新芽。4月13日、宮崎県立総合文化公園内の植え込みと低垣で撮影。密集的に緋色の広がりを示している。

Sakakisinme この画像は、サカキの鎌状の芽と赤い新芽。緑葉が量的に多くを占めている。

Hisasakasinba 画像の左は、暗色化しているが、4月初めの新芽の緋色と広がりの面影が残る若葉の「ヒサカキ」。右は、若葉・青葉に変わる前で、淡い茶色の若芽が枝先に見える「サカキ」。・・・宮崎神宮の境内にて、5月10日、両種ともに撮影。

およそ一ヶ月経た時の両種の葉色の相違を見ても、「緋榊」と名づけた由来と語源の説に確信が持てる。

Natu8hisahamaren_5  真夏の8月20日、サカキ属の頂葉の新芽の葉色・・・・・左の2枚は、緋サカキ。右の2枚は、ハマ緋サカキ。いずれも、浅緋(アサキヒ)や深緋(フカキヒ)の色相を呈し、やはり、夏の間も緋色系を受け継いで変化しているではないか。 

 宮崎神宮境内には、緋榊の植え込みが大多数で、浜緋榊もおみくじの結び用に一株植えてあり、榊はわずか二株だけである事が判明した。なお、地方では、神前のほか、墓・仏壇にも用いられている。

 ついでに、書き加えると、戦前に「火榊」説というのがあった。その著書「日本語源」の中に、「火桜も赤と言う。赤色に火何というもの多し」とある。これの火桜とは、緋桜の名の言い誤りであり、火榊と論じて緋色の葉、新芽に気づいていないのは、惜しまれる。

 要するに、ヒサカキ属の赤い新芽に基づき、緋色を語源とする「緋榊・浜緋榊・姫緋榊」の新名称を設定した次第である。たぶん、古人も緋色に変化する新芽に感動して、緋榊・浜緋榊などの呼び名にした事であろう。緋榊の呼称発生の根源を推測すると、「万葉集代匠記」(1690)に、サカキに似る「比サカキ」説を出した僧契沖の元禄時代よりも昔で、南国暖地で新芽の緋色の持続の様子を見た人々の間ではないかと思われる。

 ◎「緋榊」の名称認識の現状

 前年に新説発表後、一部分ながら、園芸業者や有識者の間で、「緋榊」の用語が使用され、広まりつつあるのは喜ばしい。Web上で検索した結果の実例を挙げると、アートクリエイト・プルメリアガーデンのホームページに、「サカキを神棚榊、ヒサカキを緋榊」と記している。Seesaaブログには、「最近では店頭の神棚用の榊は、中国で栽培の物を輸入した榊や緋榊がほとんどです」とある。日本語でおK・ネットのHPからリンクする掲示板に、{本榊と緋榊の境界はどこ?」・「緋榊の北限は福島県らしいで!」と記している。わだかつ社のHPには、{近年、榊や緋榊が定着しています。緋榊は、お仏壇に用いられ、関東以北では榊の代わりに用いる」とある。なお、浜緋榊も南国の海岸付近で、神前や墓・仏壇に供える所もある。

 ◎結語

 ここに、学者による旧説を全面的に否定し、名前の由来に関する論拠により、「緋榊」を語源とするヒサカキ属の「緋榊」・「浜緋榊」・「姫緋榊」という固有名詞に改め、広く流布する事を祈り、新説を強く提唱する者である。

 

2013年6月28日 (金)

植物「ビヨウヤナギ」の画像加工

          ノイズとシルクスクリーン加工の円形枠に合成
Abiyouyanagi_2

                 ビヨウヤナギ

画像は、花の写真500px平方にノイズを掛け、座標指定枠を作り、中を白く塗りつぶし、A保存する。背景黒色で円形切抜き、コピーする。Aに暗い画素で合成、円形フェードアウト、20を掛け、シルクスクリーン加工し、明るさを70度にして、そのリングをB保存する。はめ込む花の写真400px平方を円形切抜きしてコピー、Bに指定枠を付け、暗い画素で合成し、60%化して完成したものである。

2013年6月27日 (木)

植物「キンシバイ」の画像加工

           ノイズとシルクスクリーンの方形枠に合成
Akinsibai

                キンシバイ

 画像は、花の写真を500px平方にリサイズし、ノイズの最大を掛け、フェードアウト、40にして、指定内枠を入れ、白色で塗りつぶして、外枠をシルクスクリーン加工してA保存する。花の写真を400px平方にリサイズしてコピー、Aを出して暗い画素で合成、60%化して完成する。

2013年6月26日 (水)

植物「ツキヌキニンドウ」の画像加工

 フェードアウトにウェーブとエッジの強調を加えた縁取り額
Atukinuki

               ツキヌキニンドウ

 画像は、黒の正方形に円形フェードアウトの30を掛け、背景色をグレーにして、今度は方形にフェードアウト40を掛ける。ガラス処理10を横のみ加え、ウェーブ40を作りコピー。上下反転して明るい画素で合成し、エッジの強調10を加えてコピーする。花の写真500px平方を、黒の背景色で円形フェードアウト100にして、加算で合成する。立体枠を付けて60%化して完成した。

植物「ビヨウヤナギ」の画像加工

              フェードアウトと塗りつぶしを用いた額
Abiyouyanagi

                  ビョウヤナギ

 画像は、花の写真を円形にフェードアウト、100を掛け、座標指定枠を作り切り取り、コピーの後、元に戻し、枠をとる。透過色設定のスポイド・マークを押し、花の上で背景に使う色をクリック。グレーに近い色を選択した。不透明度30で花の前面を塗りつぶす。先ほどの枠を出し、上書きで合成する。立体枠を付け、70%化して完成した。

2013年6月25日 (火)

植物「ヤエヤマブキ」の画像加工

           フェードアウトにガラス処理で縁取りの額
Ayaeyama

              ヤエヤマブキ

 画像は、黒地の方形をフェードアウトの30、ガラス処理の10を掛け、コピーしてミラーとフリップで左右と上下を反転、明るい画素で合成、エッジの強調の10をコピー、ネガポジ反転、減算で合成、再びエッジの強調、周りに余白の黒を40と広げる。ここで紫色を塗り、フェードアウトを30とガラス処理の20を加えて、A保存する。さらに二階調化の最大とネガポジ反転をしてコピーする。花の写真に明るい画素で合成しB保存する。Aをコピーし、Bに暗い画素で合成、立体枠を付けて70%化して完成した。

植物「トベラ」の画像加工

                     写真を素材に縁取りをした額
Atobera

                       トベラの花

 画像は、500px平方で、残して後ではめ込む範囲を切り取りコピーし、元に戻す。超新星ツールで外から反射の色光線を作り、スポットライトを反対側に置く。縦と横の太細の帯を上・左に配し、緑の濃淡で塗りつぶす。エッジの強調、10を掛けて、トベラの写真をはめ込む範囲を指定し、上書きで合成する。内外に立体枠を付け、60%化して完成したものである。

2013年6月24日 (月)

植物「キダチチョウセンアサガオ」の画像加工

            超新星でエッジの強調を用いた枠の額
Akidati


          キダチチョウセンアサガオ

 超新星のツールで色彩の光線を反射させ、エッジの強調加工を、20 、10、50と掛け、繊細・複雑な放射的模様と成しA保存する。花の写真をコピーし、Aに指定枠を作り、上書きで合成して、立体枠を付けて70%化し完成したものである。

2013年6月23日 (日)

植物「イチジク」の画像加工

      シルクスクリーンとパンチを使った枠に合成の額
Aitijiku

                イチジク

 画像は、まず、超新星でシルクスクリーンとパンチを使った放射的な色彩枠を原画Aとして、コピー。イチジクの写真に指定枠を作り、透明度を指定して合成、B保存する。Aに指定枠を作り切り取る。二階調化とネガポジ反転をしてコピー、C保存して元に戻す。Bを開き明るい画素で合成、コピーして、Cに指定枠を置き、暗い画素で合成、切り抜いて60%化して完成したものである。

植物「アオイ科の花」の画像加工

                四曲屏風に円形切抜き四品の合成

Aaoika

               アオイ科の花

あおい科の落葉低木。庭木や生け垣用。花期は夏・秋と長期にわたる。一日花で、朝開き夕べにしぼんでも、長く観賞できる。画像は、標記のとおりで、左から、フヨウ・ハイビスカス・ムクゲ・スイフヨウの花である。200px平方の黒地を円形切り抜きし、ネガポジ反転、コピーする。原画の屏風を出して200%化し、各曲面に指定枠を作り、花を200px平方にリサイズし、円形切抜きしてコピー、屏風を出して指定枠を置き、暗い画素で合成、50%化して完成したものである。

2013年6月22日 (土)

植物「ヤエヤマブキ」の画像加工

      方形の回転重ねとウェーブによる飾り枠に合成
Ayaeyama

               ヤエヤマブキ

 画像は、まず、白色の方形を四つに区切り、それぞれ色彩を変えては配色する。フェードアウト、10を二回掛ける。右へ45度回転、コピーし、左へ45度回転させ、暗い画素で合成、コピーする。右へ22.5度回転、暗い画素で合成、これにウェーブの20を掛け、色つきの飾り枠が出来る。A保存する。黒色の方形を円形切抜きし、ネガポジ反転させ、コピーする。A保存を出し、指定枠をつくり加算で合成,B保存する。花の写真を円形切り抜きして、Bに暗い画素で合成して完成する。50%化したものである。

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