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2011年6月 6日 (月)

花樹名の語源・由来を集録・・「サルトリイバラ」

   サルトリイバラ

 猿捕茨。別名カカラ。ガンタチイバラ。山帰来。ゆり科の落葉低木。花期は4、5月。

 和名「サルトリイバラ」は、サルが捕まるイバラの意による。葉柄に一対の巻きひげがあり、物にからまって伸びる。茎には、鉤状の刺(とげ)がある。刺付きの蔓に行く手を阻まれるという意味の呼び名である。

 サンキライの別名には、民間薬の毒消しと聞いて、病人が山中に入り、熟した赤い実を食べて元気になり、帰って来たという伝説がある。しかし、山帰来は、生薬「土伏(ドフクリョウ)」の別名であり、ケナシサルトリイバラの根茎を薬種とするものなので、山帰来をサルトリイバラの別名にしているのは誤用と言える。ガンタチイバラの語源・意味は不明。

 葉は、円形・楕円形で、二枚の葉に米粉・小麦粉をこねて包み、蒸して餅菓子にして使う。西日本では、柏の葉の代用にする。広島や関西では、柏餅を包むのに用いるという。鹿児島方言で「カカランハ」と呼ぶ。サルトリイバラの葉という意。葉で包み蒸した餅菓子を、「カカランダゴ」と言う。カカラの団子の意味。

 「カカラ」の語源は、幹・葉を茎ごと切り取り、引きずると、からからと音が響く。その擬音語のカラカラが、カカラに略音転訛したものであると推測し、新説を提唱する。

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