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2012年1月21日 (土)

花樹名の由来・語源を集録・・・「マサキ」

   マサキ

 、正木。にしきぎ科の常緑低木。年中青い葉を付けているので、「真青木」(まさおき)を語源とし、マッサオキ→マサオキ→マサキに略音化したという説がある。ただし、後代に付けた呼び名では、葉に黄色の斑(ふ)入りの品種は、「黄覆輪(キフクリン)正木」と言い、葉が黄色に輝くのは、「黄金(オウゴン)正木」の名で呼ぶ。これらは、黄色の斑入りの青い木・金色の青い木の語意になり、後代に付いた名にしても理に合わない。
 「木」(ませき)からの転訛説もある。は、「まがき」の事で、竹や柴(しば。葉付きの枝木。)で編んだ低い垣根の意である。マサキは、樹形を楽しむ庭木の生け垣に良く利用されているので、関連的な類語マセキ→マサキとして成立したのかも知れない。しかし、両説いずれに妥当性があるか判定しかねる。
 そこで、語源をたどるには、マサキの名に当たる和語の
「、正木」の語義に糸口があろうと着眼した。「」(マサ)は、正目(まさめ)の語がある通り、木材の木目が真っ直ぐになっている物を言う。木へんの旁に正が付くこの字は、真っ直ぐな木を表わす国字である。マサキの名前に、または正木と当てたのは、葉が枝先辺りに集って、対生して付く様子が、葉の付き方・並び方において、枝が直立して見え、葉が向かい合い整って美しいので、正(まさ)の木の意を関連付けて呼び名としたものであろう。ついでに付記すると、樹形を楽しむ庭木として、剪定に強いマサキの木を仕立てれば、長方の立方体の形に刈り込まれた全体の線や面が、真っ直ぐに整って見えるようになる。この事からも、真っ直ぐな意味に関連付けて、(マサキ)→正木(マサキ)の文字を名に当てたのであろう。以上のように考察すると、、正木の「整然たる木」の意味をマサキに当てはめることができる。「マサ」の語義とのズレが多少あるが、関連的な連想は可能である。画像は、キフクリンマサキの品種。
 

Masakimi_2

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