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2012年3月10日 (土)

花樹名の語源・由来を集録・・・「シキミ」

   シキミ

 樒。。枝・葉が寺院・墓地・仏壇の供え花とされるので、別名ではハナノキと言う。幹・葉・実に芳香があり、中国の唐樒(トウビツ)に対し、わが国特有の香木の自生する樒(シキミ)の葉の粉末を線香や抹香などに造っている。
 
名前の由来に諸説がある。①四季を通じて美しい木である事から、「四季美」がシキミの語に転成したという説、②果実が猛毒なので「悪(あ)しき実」とし、略音化されてシキミの語になったとする説、③果実の重なり付く様子から、「敷き実」とし、そのままシキミの名にしたと言う説など。この和語シキミの漢字化を調べると、以下のように語源を知る事が出来る。
 「樒」の字は、天竺より移入され、中国から鑑真和上が日本にもたらしたものという。「樒」の字は、弘法大師が、樒の木を青蓮華の代用とし密教の修法・供養に用いられた事に由来するという説が有力。従って、木へんに密の漢字「樒」(漢音ビツ)は、香木の一つを意味し、平安期以来、この漢字に和訓「しきみ」を当てて和名の「シキミ」が出現したわけである。後代さらに、葉・枝を仏前に供える木という意味の国字で、木へんに仏の旧字を付した「(シキミ)」の文字が加えられた。仏前に捧げる木に毒気があるが、香気で悪を浄化する能があるとする考えによる。合成画像は、中央が花(花びら6、ガク片6、計12枚に見える)、左右が果実で八角形の青い実と熟して落下した実を示す。

Sikimihanami_2

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